グロービス卒業生の例
卒業後に待っている自分自身の変革はなにか
本ページではグロービス経営大学院にて MBAを取得した卒業生が、どのように変化・成長したのか、どのような活躍を見せているかをご紹介していきたいと思います。
グロービスの卒業生は、どのような変化を感じた?
グロービスがMBAを取得した卒業生に実施したアンケートによると、実に90.3%がキャリアや待遇などの面で、ポジティブな変化があったとの回答があったそうです。
より具体的には、年収増加が63%。昇進が50.6%。業務上で特別な実績を上げたが41.4%。異動や仕事内容が希望するものになったが35.3%。転職したが20%。起業したが11.8%となっています。(いずれも複数回答)
また昇進に関しては、生徒全体で役員以上の待遇だったものが7.6%だったのに対し、卒業後は21.7%と倍以上に増加。年収も平均で28%上昇、卒業から5年以上経過している者は実に48.3%の上昇となっているそうです。
こうしたポジティブな変化にグロービスがどのように関与したかの質問に対しては、「大きく関係している」が69.5%。「どちらかと言えば関係でしている」が26.3%。合計9割以上の卒業生が、グロービスがもたらした好影響を実感しています。では、ここからはより具体的に、実際の卒業生の方々に、詳しく話をうかがってみましたのでご覧ください。
2016年卒業 代表取締役:Aさん
MBAという学位ではなく、実践力の強化がMBAのすべて!
メーカーの生産管理部門に10年間勤めた後、お祖父さまが創業者、お父上が社長を務める会社に常務として転職したAさん。前職場では、ご自身の担当部署に専念していればよかった環境が一変し、会社全体を見なければならないことに。「会社全体の動きを把握し経営の舵を取ろうにも、知らないことばかりでした」と当時を振り返っています。「会社をより強い体質にし、従業員が安心して、夢を持って働ける会社にしたい」という思いは持ちながらも、どう実現してよいか分からない…そんな折に、知人の方から勧められたのがグロービスのMBAだったとのこと。
説明会で聞いた「MBAという学位自体には価値はない。学んだことをビジネスの現場で実践できる学びがあるかどうかがすべて」という言葉に感銘を受け、実践力の強化にうってつけと感じたそうです。早速、単科生として受講を開始。ディスカッション中心の授業は実践力を磨くのに格好の学び場だったそうで、特に他の学生と議論を重ねることで、異なる考え方を得ることができ、視野が広がっていくのを実感できたそうです。本科生に進んだ後も、実務経験豊富な教員陣から、会社運営の苦しみや成功・失敗事例を生の声として聞くことができ、また同じ志を持つ仲間との絆も生まれたと語っています。
MBAを取得後の実務においては「幅広い視野で物事を俯瞰し、押さえるべきポイントを見出すことができるようになった」ことが大きなメリットだったとのこと。とりわけ、以前は顧客ニーズや競合他社との競争といったものばかりに目が行っていたのに対し、社内のスタッフの実行力を上げる、適正に評価するといったことにも、目を向けられるようになったと語っています。
2016年入学 製造部門主任:Bさん
高いモチベーションと、成長意欲を自然と維持
大手重工業メーカーに入社し、生産技術者として製品開発や設備導入などの業務に携わっていたというBさん。社内で経営に関する研修を受けたことをきっかけに「これから5年後、10年後に自分はどうありたいのか」を考えるようになったそうです。それまで興味の薄かった経営についても真剣に考えるようになり、本格的な学びの必要性を感じ、会社の先輩からグロービスを勧められたそうです。
グロービスに魅力を感じたのは体験クラスを通じ「実務に活かせる実践的な学びが得られる」と感じられたからとのこと。アカデミックな知識も必要ではあるものの、実際に役に立つことがより重要と考えてきたBさんにはまさにうってつけだったとのこと。単科生に進み「クリティカル・シンキング」や「マーケティング・経営戦略基礎」などを受講してみて、さらにその思いが強くなったそうです。
一方で、本科生に進むにあたり、仕事や家庭への影響も懸念したそうですが、平日夜間や土日を上手く利用し、また奥様の理解も得られ、無事MBAを取得できたとのこと。卒業後は業務において、必ず二手三手先を読み、多角的な視点で物事を考えるというやり方が、自然と身体に染み付いていたとのこと。クラスメートや教員とディスカッションを重ねる授業を繰り返したからこそ得られたものと語ってくれました。
2015年入学 人事部担当:Cさん
グロービスは仕事や将来について熱く語り合い志に向き合う場
大学卒業後にメーカーに入社。人事部にて社内の若手人材育成プログラムや新卒採用などの業務に携わっていたというCさん。業務の一環として、中高一貫の私立校に出向し、学生を対象としたリーダーシップ教育の開発に携わることとなり、その際の上司がMBAホルダーだったとのこと。その方の志、熱量、思考力、リーダーシップに感銘を受け、自らもMBAを学ぶ決意を固めたそうです。
グロービスを選んだのは「志の醸成を大切にしている」ことに惹かれたとのこと。知識やスキルはもちろん大事ですが、それをどう実行するかの大切さを学んだとのこと。特に「リーダーシップ開発と倫理・価値観」や「経営道場」の授業が印象的だったとのこと。
また現役としてビジネスに携わっている講師陣から学べるという点も大きな魅力と語っており、いわゆる机上の空論ではない、真に役立つ学びであると満足しているそうです。卒業後は、以前であれば人事部の視点でしか見られなかった物事が多角的に見られるようになり、生産や販売といったメーカー全体のことを考えられるようになったとのことです。
2015年卒業 代表取締役社長:Dさん
小さな一歩を踏み出すことで、見える景色が変わる
大学で機械工学、大学院で情報処理論を学びメーカーに入社。販売部門を経て、新事業企画担当部門にて業務を行う傍ら、MBAに興味を持ち独学を開始。しかし独学の限界をすぐに感じ、効率的に知識を習得し、それらを実務に活かすために役立つスクールを探し、グロービスにたどり着いたそうです。
机上の空論ではなく、実務経験が豊富な教員やクラスメートとの議論という点に大いに惹かれたそうで、まさに実践に役立つのがなによりの魅力とのこと。また時には、実際の業務に関するアドバイスなどももらえ、すべてが貴重な体験だったとのこと。
卒業後は企画や計画を実行に移すスピードとそれらの精度が格段に上がったと実感できているとのこと。例えば顧客が何に困っているかを正確に把握すること、解決策を具現化するために多角的な知識からベストな提案を行うといったことが、格段にスムーズかつスピーディに行えるようになったとのこと。そうした活躍もあり、勤務先メーカーの海外法人設立にあたって社長に抜擢されたそうです。
起業・転職…グロービス卒業者のMBA取得後とは
こちらでは、企業や転職など卒業者のターニングポイント別で見たMBA取得後を見てみましょう。起業編
代表取締役社長:Eさん
良質なキャリアは学んだことをすぐに実践できる環境によって生まれる
採用業界でイノベーションを起こすため、求人広告会社の営業から起業。営業時代からパフォーマンスを上げるために、グロービスへ通うことになりました。スクールでは一流企業の役職者も必死で勉強する姿に刺激を受けて、学んだことをすぐに実践するように。とくにクリティカル・シンキングの授業で改善提案を重ねた結果、仮説思考と飛び込み力を身につけたようです。
代表取締役社長:Fさん
チャンスはいつ起こるかわからない!だからこそ主体的に動ける環境でキャリアを積む
国内外で営業と経理の業務、常務取締役を経てからフリーのSFOとして独立。MBAを学んだことで、主体的に行動する必要性や意思決定がロジカル思考になりました。ほかにもグロービスで学びながら、培ってきた知識とスキルがほかでも通用することを実感。そこから人脈のネットワークをつくり、独立に向けての種まきを続けた結果、複数の方からお仕事をいただけるように。経営視点の考えが強力な武器になっているようです。
転職
金融関係のマーケティング担当:Gさん
考え方を180度変えれば楽しく仕事ができる!
難しいけど面白い仕事を追求していたものの、なかなか自分の思い描く通りにいかなかったGさん。気晴らしに受けたクリティカル・シンキングの授業で刺激を受け、MBA取得を目指しました。とくにグロービスの「あすか会議」で金融業界の仕事内容に触れて、考え方が180度変わる程の衝撃を受けられたようです。この経験を機に楽しく働いて学べる環境に身をおくため、金融業界に転職をされました。
ベンチャー企業マネジメント職:Hさん
チャレンジしたい気持ちに嘘をつかない
経営企画職からベンチャー企業のマネジメントへ転職されたGさんは、懇意にしていた取引先の方からMBAの話を聞いて刺激を受けられたそうです。グロービスでは一歩踏み出し、学びながらチャレンジすることの重要性に気づき、これまでにない大きな成長度と幸福感を実感。さらに、スクール内での異業種交流によるコミュニケーションを通して、未知の課題の対処と心構えを学べたようです。
異動
マーケティングマネージャー職:Iさん
さまざまな出会いのおかげで自分の能力不足に気づけた!
新規ビジネスの構築をするためにMBAを目指しはじめたFさん。グロービスでは自分と異なるさまざまな業種、職種、年齢の方と知り合う機会に恵まれたことで、自分自身の実力差に気づくターニングポイントとなったそうです。自分に足りないもの、どの分野で能力を伸ばすべきかを意識して学習。意思決定の場面にかかわるようになった結果、キャリアパスに最適なマーケティング職に異動されました。
ポートフォリオマネジメント職:Jさん
自分と企業が成長できる働き方を目指す
研究職からポートフォリオマネジメント職に転職したGさんは、研究から成果を生み出すヒントが経営学にあることに着目。家庭と仕事を両立させつつMBA取得を目指されました。グロービスで経営学を学ぶことにより、市場調査のコツを学び、経営のフレームに活かした様子。現在はポートフォリオマネジメントにより、商品の育成や会社の成長を考えた働き方を目指しているそうです。
NPO
NPO法人:Kさん
仕事とNPOの両立でやりたいことにチャレンジしたい
ソーシャルビジネスでのNGO活動を通じて、大学院時代のご友人とNPO法人を立ち上げたHさん。MBA取得やNPO法人の運営などを通じて、事業をゼロから育てていくプロセス、組織のマネジメントなどを学びとれたとか。さらにさまざまな価値観の方との出会いにより、視野を広げられたことが大きいそうです。