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ロジカルシンキングの手法・思考法・トレーニング方法

ロジカルシンキング(論理的思考力)とは何か

物事をシステマチックに整理し、道理を立てて合理的に考える思考法です。日本では「論理的思考力」と呼ばれており、現代のビジネスパーソンにとって、重要なスキルの一つとなっています。

ロジカルシンキングは、問題や課題に対して、いくつかの要素に分けて結論を引き出したり、あらゆる視点から分析して解決策を考えたりできるため、企業活動において必要な考え方です。

ロジカルシンキングには、根拠と主張の道理が通っていることや、バイアスに捉われないこと、因果関係を間違いなく把握できることなど、さまざまな要素があります。実践を通してそれらの力を磨くことで論理的思考力が高まり、生産的な仕事が可能になるのです。

先の見えないビジネスシーンで生き残るためにも、ロジカルシンキングはぜひ身につけておきたい力と言えます。

ロジカルシンキング(論理的思考力)を修得するメリット

ロジカルシンキングを身につけることで得られるメリットは多いですが、代表的なものは以下の6つです。

自分の考えが相手に伝わりやすくなる

論理的な思考ができれば、人と情報を共有する際にも、相手に筋道を立てた説明が可能となります。ビジネスシーンにおいては、特に感情的にやり取りするよりも、秩序のあるロジカルな説明を求められるシーンが多々あります。

飛躍したりバラバラになったりせず、初めから終わりまで矛盾なくまとまった話ができれば、自分の考えが相手に伝わりやすくなります。直接会って話す以外にも、メールやチャットなど、文章で相手に伝える際にも、ロジカルシンキングは役に立つのです。

自社の商品やサービスの売り込み、新しい企画やアイデアを出す際などにも、ロジカルで理解されやすい説明は相手の承諾を得やすいため、企業活動を行う上で大きなプラスとなるでしょう。

原因特定・問題解決にスピーディーに対応できる

ロジカルシンキングでは、物事の因果関係を常に把握しながら思考していきます。この考え方が定着すると、問題が発生した際に、素早く原因を究明できたり、解決策へ導いたりできるようになります。

例えば、プロジェクトの進行中に大きな障害にぶつかった場合、現状を打開できる方法や、改善方法などを見出せる力が問われますが、ロジカルシンキングを身につけることで、その対応が可能になるのです。

分析力アップ

ロジカルシンキングでは、問題を分類して吟味する力や、相関関係・因果関係などの関係性を解明する力、課題を深掘りすることで、適切な判断や対応策へ導き出せる力が整うようになります。

物事を漠然と考えたり、行き当たりばったりの策で間に合わせたりするのではなく、一つひとつの事象を論理的に考え続けることで、分析力の全体的な向上へとつながるのです。

提案力が上がる

ビジネスにおいては、立場が違うことから衝突することも多々あります。そのような対立の場面で、自分の意見を主張しつつ、相手の理解を得て物事を円滑に進めることが可能になります。

相手の立場や意見に左右されずに論理的に考え、筋道を立てた説明ができることで、提案力も向上します。

生産性が向上する

一つの仮説から問題解決の分析を行えるフレームワーク「イシューツリー」を使うことで、問題の本質を見出せるため、無駄な思考プロセスや時間が省けます。

仮説が正しく、問題の本質が基盤にあれば、再検討する必要はありません。無駄がなくなることで、生産性の向上につながります。

コミュニケーション能力が向上する

ロジカルシンキングでは、自分の意見を的確に伝える力が身につき、相手の主張を正しく把握できる能力が養われます。そのため、コミュニケーションがより円滑になるのです。

ビジネス上では、コミュニケーション能力があることで、自分の考えと相手の意見を突き合わせて思考でき、意見と事実の相違や論点のズレなどを最小限に抑えられます。

ロジカルシンキング(論理的思考力)の論理展開と思考法

ロジカルシンキングにおける思考法のうち、代表的な以下の3つについて解説します。

ピラミッド構造

「ピラミッドストラクチャー」とも呼ばれており、ピラミッドを分割したような形状で図式化したものです。ピラミッドの上位の項目になるに従って、項目数が少なくなるという特徴があります。

自分の主張とその根拠、さらに根拠からどのような思考が導き出されているのかが一目で確認できるため、多くのビジネスシーンで活用されています。例えば、新規事業の提案を社内会議で実施する場合には、管理職などに理解してもらいやすくするため、プレゼン資料にこのピラミッド構造を取り入れることが多いです。また、社外の営業活動や自分の考えを繰り返し整理するために、活用されるケースもあります。

フレームワーク思考

フレームワーク(枠組み)を使用して情報を整理することで、全体を俯瞰でとらえられ、コミュニケーションや意思決定、斬新なアイデアの創出などの効果が格段にアップします。

よく活用されるフレームワークには、「3C分析」や「MECE」、「4P」、「SWOT」などがあります。

3C分析

ビジネスにおける3つの関係性「自社・顧客・競合」から、現状の分析を行う際に用いられます。

MECE

「Mutually Exclusive and Collective Exhaustive」の略で、和訳では「漏れなくダブりなく」という意味になります。ロジカルシンキングにおいては、基本となる思考法の一つです。

ビジネスやそれ以外の場面でも、物事を整理する際に「MECE」を活用することで、文字の如く“漏れやダブり”といった問題を防ぎ、正確な判断を下すことが可能になります。

4P分析

「商品(Product)・価格(Price)・販促(Promotion)・流通(Place)」の4つの視点から、売り上げを上げるためのマーケティング戦略の分析を行い、問題点を洗い出すために用いられるフレームワークです。

SWOT

自社の「強み(Strength)・弱み(Weakness)」と、競合など外部の要因「機会(Opportunity)・脅威(Threat)」を分析するために用いられるフレームワークです。

フレームワークはビジネスにおける有効なツールですが、活用する際に注意すべきことは、外観の型だけを見て理解したつもりになりやすいこと。活用すべきシーンを間違えれば、効果が半減したり、誤った結論を導き出してしまったり、という結果になります。そのフレームワークを使用するシーンや、背景となる論理、弱点や限界点などを体系的に押さえることが重要です。

ゼロベース思考

既存の枠組みや経験則、考え方などの先入観に囚われることなく、全くの白紙(ゼロ)状態から物事を思考していく方法です。ゼロベース思考を活用すれば、柔軟な考え方ができることで新たな発想を打ち出したり、ビジネスの課題解決の方法を見出したり、といったことが可能になります。

ロジカルシンキング(論理的思考力)の手法

ロジカルシンキングでよく用いられる手法に、「演繹法」と「帰納法」があります。それぞれの特徴について解説します。

演繹法

「三段論法」とも呼ばれており、一般的なすべてのルールや理論と観察事項を前提に、結論を導き出す方法です。

有名な演繹法を例にあげると、「人間はいつか死ぬ」という事実と、「ソクラテスは人間である」という観察事項を前提とした場合、「ソクラテスはいつか死ぬ」という結論を導き出せます。

演繹法の前提となる事実は、誰もが知っている普遍的なものや、一般論などが使われます。必然を重ね合わせることで、最終的な結論に至るという手法です。

ただ、前提を間違えていたり、適切でない事実を前提としたり、偏った主観が入ってしまうと、論理はたちまち破綻します。つまり、前提が確かであれば、導出された結論は非常に強い説得力があるということになります。演繹法の結論は統計的な結果に対し、より事実に近いものと判断されるのです。

帰納法

さまざまな事例や事実から導出される傾向をまとめ、結論へとつなげる手法です。帰納法では、さまざまな事例や情報に共通する点をまとめることで、相手に納得感を与えられます。

例えば、「昨夜のバラエティ番組で、緑茶の効能について解説していた。知人のAさんは毎日3杯の緑茶を飲んで体調が良くなったらしい。また定期購読している雑誌の特集で、緑茶が体に良いと紹介されていた。従って、緑茶は体調を整えるのに効果がありそうだ」と思考した場合。「テレビでの放送」や「知人の体験」、「雑誌での記載」といった事象をまとめあげて、「緑茶は体に良い」という結論が導き出されています。

以上のように、複数の事象から同じ傾向を抜き出して、推論するのが帰納法の特徴です。テレビや友人の話、雑誌という複数の経路から情報を得ていることで、公平な情報であるという印象が高まり、相手に納得感を与えやすいという特性があります。これがテレビだけ、雑誌だけなど、一つのメディアで盛んに取り上げられているという場合は、論理的な推論は成立しないこともあります。

ロジカルシンキング(論理的思考力)を磨くには?

ロジカルシンキングは、手法さえ知っていれば使えるという簡単なものではありません。地道なトレーニングを意識して行うことで、思考力を鍛えることが可能です。ロジカルシンキングを鍛えるトレーニング方法について解説します。

日常的にロジカルシンキングを実践

普段の業務の中でもロジカルシンキングを意識的に用いることで、効率アップや、新たな発見につながる場合もあります。「ロジックツリー」で複雑な問題を思考したり、「トップダウン・アプローチ」で論理展開をしたりなど、フレームワークを活用することでトレーニングが可能です。初めのうちはロジカルに考えることで普段以上に時間がかかる場合もありますが、ロジカルシンキングに慣れてくると、思考スピードは元よりも早くなるでしょう。

「ゼロベース思考」を習慣化する

自分の思考の癖を確認し、先入観や思い込みを払拭したり、集団思考法「ブレインストーミング」で多くのアイデアを出したり、といったトレーニングを行います。グループワークを活用し、メンバーからのフィードバッグをもらうことで、より効果がアップします。

「結論から話す」を意識する

まず結論を先に述べ、その後に具体的な例や根拠、説明などを入れる習慣をつけることで、トレーニングになります。結論から論理を展開していくため、「トップダウン・アプローチ」のトレーニングにもなるでしょう。

結論から話すことは、聞く側の集中力も維持しやすいため、議論の生産性の向上にもつながるでしょう。

まずは仮説を立ててみる

課題解決策やアイデアなどを出す際は、まず仮説を立てて考えてみましょう。その仮説に対する根拠を考え、根拠を裏付けるさまざまな事象を集めて展開します。

正しい仮説が立てられていれば、仮説を結論に変えて再構築し、新たなアイディアとして採用できます。

セルフディベートで鍛える

ディベートを一人で行うことを指します。肯定・否定のどちらかの側に立って、テーマについて深く掘り下げて思考し、事実や根拠、予測などをまとめ、聞く側を納得させられるように主張します。

一般的なディベートでは、審判員や司会者、相手が必要になりますが、セルフディベートは一人でできるため、どのようなテーマでも場所や時間に関わらず行える利点があります。さまざまなテーマで思考してみることで、ロジカルシンキングが鍛えられ、知識も広がるでしょう。

ロジカルシンキング(論理的思考力)の注意点

ロジカルシンキングを行えば、必ずしも仕事の効率がアップしたり、新しいアイディアが浮かんだりする訳ではありません。ロジカルシンキングを実践する上では、以下の点に注意が必要です。

前提は変化する場合もある

前提とするルールや事実が誤っていた場合、もちろん誤った結論が導き出されてしまいます。また、現在時点で一般論として知られている事実であっても、未来では変化している恐れもあります。前提としている事実が、変わる可能性もあることを知っておきましょう。

データによって結論が変わる

情報収集は、さまざまな事実から情報を集めて推論する際には、非常に重要な要素です。そのため、データを収集する度に異なるデータが出てくると、導き出される結論は変わります。客観的で普遍的な結論へたどり着けるよう、事実は無限にあることを覚えておきましょう。

一つの視点に捉われない

ロジカルシンキングでは、視点が変わることで結論や論理展開が異なる場合があります。視点は一つではなく、多方面にあることを理解できれば、思考の幅も広がります。

ロジカルシンキング(論理的思考力)を学ぶなら

ロジカルシンキングは、研修やセミナーでも学ぶことが可能です。しかし、ロジカルシンキングは思考法の一つに過ぎません。単に知識を得ただけでは、確実に習得できたとはいえないのです。

論理的な思考法が自分の頭の中にしっかりと定着し、無意識に使えるようになるには、コツコツと地道にトレーニングを積むことが大切です。

ロジカルシンキングのより詳細な内容を、効率よく学びたいのであれば、ビジネススクールで専門的に学ぶのが良いでしょう。

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