国内でのMBA評価
MBAの国内評価、その変遷はいかに?

本ページでは、MBAの国内と海外での評価の違いや、国内での評価がどのような変遷となってきたかについてご紹介していきたいと思います。
そもそもMBAとは?
先刻ご承知のこととは思いますが、MBA(Master of Business Administration)は19世紀末、アメリカにおいて企業経営を科学的アプローチによって捉え、経営の近代化を進めるとの考え方のもとに誕生した教育カリキュラムになります。
そうした出自もあり、本国アメリカでは、上場企業やグローバル企業のトップを務める人材の多くが、MBAを取得しているというデータがあります。イギリスの経済新聞「ファイナンシャル・タイムズ」の調査によれば、同社による時価総額上位ランキング500位内に入っている企業のうち、147社のトップがMBAの取得者とのこと。また別の調査によれば、大手グローバル企業のトップは1/3がMBA取得者であり、さらに米国上場企業の管理職の4割はMBA取得者というデータもあるとのこと。
アメリカでの評価・日本での評価
本国アメリカでは、MBA取得者は経営全般の知識を持った人材として認識されており、昇進や幹部候補生の採用でも重視される項目となっています。
一方、我らが日本では、昔ながらの年功序列や終身雇用、社外から管理職や責任者を採用することに消極的といった企業風土や価値観の影響で、MBAを取得しても、本国アメリカのようには評価されないという風潮が長らく続いていました。
国内でも認知され、取得希望者が多い
しかし、これまたご存知の通り、近年では日本企業もグローバル化が進み、外資系企業も増加。さらに中途入社や転職も珍しいことではなくなってきました。そうした情勢により、日本国内においてもMBAというものへの評価が見直されるようになりました。とりわけ大きなターニングポイントとなったのは2003年。文部科学省が従来の大学院研究課程とは別に、企業経営(その他、会計や法務なども)の実務家を養成する「専門職大学院」の制度を設立したことにより、国内でもMBAを評価する機運が高まり、取得希望者も増加し続けています。今後も、そうした流れが、より大きくなっていくことでしょう。
MBA取得の本質
ただし、誤解のないように付け加えておきましょう。上記の通り、企業の経営に携わる人材にMBA取得者が多いというのは事実ですが、取得しただけで給与アップや昇進が約束されるものではありません。重要なのはMBAのカリキュラムを通じて学んだ知識やノウハウを、実戦の場で活かしてこそ、評価が上がり、給与アップや昇進につながっていくのです。MBAは目的ではなく手段だということを、心しておいてください。