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「国際認証」をとっている学校の方が良い?

MBAスクールの国際認証とは何か?その是非は?

本ページでは、MBAスクールを選ぶ際に、その学校が国際認証を取得しているか否かについて、どのように考えるべきかを考察していきたいと思います。

MBAを学ぶうえで大事なのは「使えるスキル」になること

結論から先に申してしまいますと、MBAスクールを選ぶ際、最も重要視すべきは、そのスクールの実績や、学んだ知識を実際にビジネスの場で活かすことが、という点につきます。もちろん国際認証を取得していることは決してマイナスな要素ではありませんが、最も重要なことではない、と考えてよいかと思います。

本サイトで繰り返し述べております通り、MBAというものは取得すれば終わりというものではなく、むしろ取得してからが始まりです。およそ2年間、あるいはそれ以上をかけて学んだ内容を、実際のビジネスにおいて、どう活かせるかが重要です。

国際認証は日本のビジネスシーンで意味を成すのか

そもそも、MBAの国際認証というものは、本国アメリカやヨーロッパなどでのMBA組織によって審査や認定が行われるものです。もちろん、その事自体は権威に認められたという栄誉のあることであり、またその学校のレベルを計る上で大きなポイントになるのも事実です。その一方で、その審査や評価の基準となっているのは欧米のMBAによる画一化されたもの。

例えば日本のビジネスシーンによりマッチするようアレンジされた内容や、日々進歩するビジネス界やテクノロジーの進化を取り入れたカリキュラムの内容は、評価されない(そもそも出来ない)というのが実情です。

話が少々脱線しますが、以前、北海道の建築設計士の方から、こんな話を聞いたことがあります。日当たりや採光、暖房効率などを考え、リビングを南側に配置したプランを提案したところ、その依頼主さんは風水に凝っている方で、家相的に悪いと反対され、北向きリビングの案に変更を強いられたそうです。ところが、いざ家が完成して住み始めると、厳しい冬の寒さの影響をもろに受けてしまうことになったとか。設計士さんは内心「それみたことか」と思ったそうです。

同じことが、MBAについても言えるのではないでしょうか。何を信じるか、何を判断基準とするかは、まったくもって個人の自由です。しかし、権威があるから、外国で評価されているからと、盲目的に選んでしまうのは、あまり賢明とは言えません。

まとめ:MBAスクール選びで失敗しないために

繰り返しになりますが、MBAは学んだ内容を実際のビジネスの場で活かしてこそ意味があるものです。国際認証の有無よりも、実践で活かせることに重きを置いているかどうかの方が、重要な判断基準と言えるのではないでしょうか。

もうひとつ、誤解の無いように付け加えておきますと、国際認証のあるMBAスクールがダメと言っているのではありません。肝心なのは、そのMBAスクールが教えてくれる内容が、実際のビジネスの場で役立つかどうかです。MBAスクール選びの際は、この点を重視してください。

MBAを格付けしている機関

MBAの格付けを行っている機関は、世界に3団体存在。「三代認証機関」と呼ばれ、アメリカはフロリダ、ベルギーはブリュッセル、イギリスはロンドンに、それぞれ本部が置かれています。

AACSB

フロリダに本部を置く団体「AACSB」では、スタッフォード大学やハーバード大学をはじめとする、世界40カ国以上、650校以上のビジネススクールがメンバーです。日本では2018年時点で、慶應義塾大学ビジネス・スクール、名古屋商科大学、国際大学、立命館アジア太平洋大学の4校が認定されています。

EFMD

ブリュッセルに本部がある団体「EFMD」は、研究科全体に関わる認証「EQUIS」と、国際プログラムに関わる認証「EPAS」の2つの認証を与えています。「EQUIS」は世界40カ国以上、150校以上のビジネススクールを認定。日本では、2019年時点で慶應義塾大学ビジネス・スクール、早稲田大学ビジネス・スクールの2校が認証を受けています。

AMBA

ロンドンに本部を置くのは「AMBA」。世界45カ国以上、200校以上のビジネススクールが認定されています。日本では、名古屋商科大学ビジネススクールが認証を受けています。

3つの全ての団体から認証を受けている大学は、「トリプルクラウン」と呼ばれ、ビジネススクールにおいてトップの位置付けという認識を持たれています。2018年時点でトリプルクラウンを受けている大学は、世界に13670校以上あるビジネススクールのうち、わずか58校。トリプルクラウンを獲得するには、ビジネススクール側にとって負担が大きく、あえてトリプルクラウンの獲得を重視しない大学も増えているようです。

国際認証を定める基準

国際認証は、大きく分けると「ミッション&ビジョン」「教員」「研究」「国際化」「カリキュラム」「学生」「財務リソース」の7つの項目に関する基準で評価されています。評価基準を細かく見ると、教員数や研究実績、学生の国際性、カリキュラムの充実度など30ほどの項目があり、団体によって重視される項目も、それぞれ異なります。

日本で国際認証を受けているビジネススクールは、「AACSB」が4校、「EQUIS」が2校、「AMBA」が1校です。一方、アメリカでトップ100に入るビジネススクールのほとんどは、「AACSB」の認証を得ています。

日本のMBAが国際認証に重きをおかない理由

国際認証自体が、従来型のMBA制度にのっとっているものであり、時代の変化に応える柔軟な独自のカリキュラムを整えることに重きをおくビジネススクールもあります。

画一的なリーダー像ではなく、時代にあったリーダーシップのとれる人材を育てるためには、柔軟なカリキュラムが必要です。そのため、日本ではあえて国際認証に重きを置かないビジネススクールもあるのです。

海外でMBAを学ぶ学生が減っている理由

「グローバル化時代」と呼ばれた1980年代は、幹部候補の育成のため海外のビジネススクールへの企業派遣が盛んに行われていましたが、現在は1/4程度に減っている状態です。

企業が派遣に消極的である今、個人で入学する以外に方法はありません。ただ、学費に生活費をプラスすると、年間2000万円程度の費用が必要になります。経済的理由と日本での労働市場規模の小ささを考えると、海外でMBAを学ぶことに積極的な方は少なく、国内MBAを選択肢に入れる方もいるようです。

名古屋でMBAを学べる大学

名古屋商科大学ビジネススクール

「AACSB」と「AMBA」の認定を受けている名古屋商科大学ビジネススクール。国際認証を日本で初めて2つ取得した学校です。日本では数少ない国際認証を取得しているとあって、将来、経営幹部を目指す方からは人気がある学校です。

グロービス経営大学院

名古屋でMBAを学べる人気の大学ですが、グロービス経営大学院は国際認証を取得していません。その意向について、グロービス経営大学院では、国際認証の枠内にとどまらず、MBAを徹底的にイノベーションし、唯一無二の人材育成を行うユニークな学校であり続けたいと述べています。

名古屋でMBAが取得できるビジネススクール