Global MBAとMBAの違い
Global MBAとは
Global MBAとは多国籍な受講生を対象としてマネジメント教育を行うMBAプログラムであり、「Specialized MBA」の1つです。
国際マーケティングや現地法人マネジメント、国際的な業務提携プロジェクトなど、海外展開に伴う企業マネージャーの意思決定課題に着目してケースディスカッションを行います。ケースは全て英語であり、より議論の多様性を高める工夫と配慮がされています。
また日々のコミュニケーション能力向上を目的として、将来の海外展開や海外出張に備えている人も少なくありません。
Global MBAとMBAのちがい
「Global MBA」と「MBA」の違いは以下の通りです。
Global MBA | MBA | |
開講形式 | フルタイム | フルタイムとパートタイム |
入試選抜条件 | 実務経験年数以上に語学力、多国籍企業での実務経験など+αの要素が求められる | 年齢と実務経験 |
言語が全て英語 | 教材もディスカッションも全て英語であり、教員と受講生が多国籍 | 一部のビジネススクールで対応 |
Global MBAで学ぶこと
Global MBAでは、海外展開に伴う意思決定課題に着目したケースディスカッションや英語によるディスカッションなどを通じて日々のコミュニケーション能力向上を学ぶことができます。英語力よりも、自分のできる範囲から英語で意見を述べるチャレンジ精神が大事です。
国際認証観点から見て、以下のグローバル要素に少なくとも4つ以上該当します。
- 英語によるディスカッション(必須)
- 受講生が多国籍(必須)
- 多国籍な交換留学制度(必須)
- 専任教員が多国籍
- 海外提携校へのスタディツアー
- 多国籍企業へのインターンシップ
カリキュラム履修は平日の昼夜間に通う全日制スタイルであり、仕事との両立は事実上困難ですが、様々な実践的学修が学べるので挑戦する価値は大きいといえるでしょう。
Global MBAのメリット・デメリット
Global MBAのメリット・デメリットは以下の通りです。
【メリット】
- 多国籍企業へ音インターンシップなど、多国籍企業から評価を得やすい
- 専任教員や受講生が多国籍なので、いろんな国の出身者と議論できる
- 英語での取引やプレゼンテーションなど日々のコミュニケーション能力が向上する
- 多国籍な交換留学制度や海外提携校へのスタディツアーなどより議論の多様性を高めるための工夫・配慮がされている
- 授業、生活、テスト全て英語なので、取得すればビジネス英語力の証明になる
- キャリアの幅が広がる
- 企業内社費留学や奨学金制度が利用できる
- グループワークやディスカッションを繰り広げることで世界中にネットワークが生まれ、将来の取引先になる可能性がある
【デメリット】
- 応募条件に英語力スコアが求められる
- 入試条件が厳しい
- 多国籍企業でなければ必要としないことも
- 多くの場合、平日の昼夜間に開講するカリキュラムを履修することになる